突然襲ってくるぎっくり腰の原因と対策

健康管理

突然襲ってくるぎっくり腰の原因と対策

数か月前、人生初のぎっくり腰を体験。

人から「突然襲ってきて大変だよ」とは聞いていましたが、こんなに痛いとは思いませんでした。

その時、何の知識もなくパニックになった苦い経験から、次回以降のぎっくり腰対策も兼ねて書かせて頂きます(笑)。

ぎっくり腰(ギックリ腰)とは、ある日突然現れた腰痛全般を言います。

中年くらいからなるイメージがありますが、実際は若い世代の学生から団塊の世代など幅広い世代で起こります。

あなたも、いつぎっくり腰になってもおかしくはありませんよ(苦笑)。

ぎっくり腰の正式名称は「急性腰痛症」と言われています。

「重い荷物を持ち上げたときなどに起こりやすい」というイメージを持つ人も多いと思われがち。

実際は突発的に発生することが多く、いつ起こるかわかりません。

明確な予兆はありませんが、腰に違和感を感じたり疲れがたまっていたりする場合は要注意です。

原因は、内臓からくる場合やストレス・疲労からくる場合など様々です。

「これだ!」と特定するのは難しいですが、予防・痛みの緩和は可能です。

ぎっくり腰の主な原因は?


 

ぎっくり腰になる原因は幾つかありますが、1つの原因ではなく、様々な要素が混ざってぎっくり腰になる場合もあります。

運動不足

運動不足の場合、筋肉の血液循環が悪く、筋肉内の血行が悪い状態になります。

その影響で筋肉が固くなり、体の動きも固くなります。

特に肥満の方は運動習慣がない方も多いため、運動不足が原因で腰痛になる可能性はスリムな人より高いと考えられます。

睡眠不足・ストレスが溜まっている

睡眠不足などで疲労が蓄積していたり、ストレスにより筋肉・神経が興奮し固くなってしまいます。

神経活動がスムーズに進まないことで、不意に動いた際、信号がしっかりと届けられず、ちょっとした動きで痛めることも。

最近は「心理的なストレスがぎっくり腰の引き金になっている」ともいわれ、若い人でもぎっくり腰になるケースもあるので気をつけましょう。

体の冷え

身体が冷えると血管も細くなり、十分な栄養素を血液に届けづらくなります。

特に冬の寒い時期は身体が冷えやすいため、血管が収縮しがちです。

筋肉が固くなり、血行が悪い状態が続くと、筋肉が熱を作れなくなり体が冷えてしまいます。

筋肉が冷え、動きが悪くなることで不意に動いた際に痛めるケースもあります。

ぎっくり腰になった時の対処法

 

ぎっくり腰のほとんどは自然に症状がなくなっていくので、自然治癒を妨げないように過ごすことが大切です。

無理をせず、3日間位は安静にしてください。

横になって、膝・股関節を軽く曲げた状態で休むのがよいでしょう。

腰部を冷やすのも効果的ですし、痛み止めの服用も有効です。

炎症が起こっているので、湿布を貼って痛みをやわらげる程度に休みましょう。

しばらくはマッサージなども控えましょう。

腰を痛めた直後の2~3日間はつらい痛みとの闘いになりますが、段々と痛みが減り、1週間くらいで楽になっていきます。

気をつけなくてはいけないのが、一度ぎっくり腰を経験すると再発する可能性は高いです。

腰を支える筋肉が弱いままだったり、腰に負担をかける体の使い方をしていたりすると、ぎっくり腰を繰り返してしまうので注意が必要です。

腰に負担がかかるような長時間座りっ放しを避け、適度に体を動かしたり、ストレッチをしたりするようにしましょう。

また、ストレスが続くと腰の痛みに敏感になります。

音楽や食べ物など自分の好きなものを生活に取り入れ、日頃からストレスを軽減しましょう。

日頃出来る腰痛対策

 

ぎっくり腰を予防するためには、腹筋や背筋といった基本的な筋肉を鍛えることが大切です。

私もぎっくり腰再発防止のため、体幹トレーニングをすきま時間にしています。

やり方ですが、腕と両足の4点で体を支え、背中が真っすぐなるようにします。

この姿勢を30秒キープ、これを1日3セット位行います。

キープ時間は個人の体力にもよりますが、時間を少しづつ伸ばし、できるだけ長くキープします。

私の場合ですが、1日3セットをすきま時間に無理なくやるのに、30秒が1番続けられたので30秒にしています。

やっていくとキープ時間が増えて「もっとやろう」と思ってしまいます。

あまり無理をすると、3日坊主が待っていますので程よい時間が目安です(笑)。

あと、ラジオ体操などの軽いストレッチを継続的に行うのも腰痛対策になるそうです。

日頃の心掛けとしては、1時間に1回を目安に椅子から立ち上がるようにしましょう。

「座ることは新しい喫煙習慣」

と言われているくらい、長時間の座り過ぎは健康状態を悪化させるそうです。

動くのが難しい場合は、その場でゆっくり腰をひねるだけでも筋肉をほぐす効果があります。

あと、腰痛に良いといわれる椅子を使うと姿勢も良くなりますので有効的です。

ぎっくり腰は日々の生活の負担が積み重なり発症することも多く、生活習慣を見直すだけでも意外と予防することが出来たりします。

姿勢に気を付ける・しっかり睡眠を取る・寝る前にストレッチをするなど、日々の生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?

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