家計簿をつける目的は収支を把握することです
年末年始が近づくと、本屋さんで必ずと言っていいほど並ぶ家計簿ノート。
「来年こそは家計簿をつけるぞ!」と思い購入し、気づいたら挫折していませんか?
まずは形からということで、本屋さんに行って家計簿ノートを購入するのはおすすめしません。
なぜなら、売られている家計簿は印刷されているので自由度が低く、思い通りに書式を変えることが難しいからです。
そもそも、あなたが家計簿をつけようと思う理由は何でしょうか?
ムダな支出を減らして貯蓄を殖したいと考えたからではないでしょうか。
そのためにも何にお金を使っているのか?
それを把握することだと私は考えています。
そのためには、家計簿をつけるのが一般的ですが、世の中には家計簿がつけられない、苦手という人も少なくないでしょう。
「家計簿は続けるもの」「全ての支出を記録するもの」「1円単位できっちり」そんな固定観念があると”家計簿を続けなければ”と苦しくなり挫折しがちです。
家計簿は「収支を把握すること」が目的なので、手書きのメモなどで構いませんので、なるべくハードルを下げて記録をつけることだけを優先してみてください。
最低でも1ヵ月は継続してみましょう。
そして、自分がどれだけ消費しどれだけムダな浪費をしているか?
目を背けずに向き合ってください。
現実を突きつけられると、正直結構キツイです。
家計簿不要論もありますが、やっぱり家計簿をつけると良いですよ。
何にどれくらいお金を使っているのか流れが分かり、無駄が見えてくるからです。
費目を細かく分けすぎず、大雑把で構いませんので家計簿をつけてみましょう。
それから自分に合った家計簿ノートを購入するのはアリだと思います。
家計簿を続けるための3つの工夫
家計簿をつけ始めて20年が経過。
試行錯誤をしながら「収支を把握する」ために続けてきました。
今では家計簿は、我が家にとって行き先を見る地図のような存在です。
試行錯誤してきて、これは家計簿を続けるためにやって良かったと思うことを3つ紹介したいと思います。
大ざっぱな費目からまずは1か月手書きで始める
家計簿をつけるとき「家賃」「食費」「日用品費」など、支出を何らかの費目に分けます。
これを初めから細かく分けすぎると手間が増えて面倒になり、続かない原因になります。
私も家計簿をつけ始めたばかりのうちは、「食費」「日用品費」位から始めました。
これを「1か月でも続いたら大進歩だ」と自分で自分を褒めてください(笑)。
毎日つける必要はないですが、まずは1か月やってみましょう(^^♪
それから、自分で必要な項目を足していけばいいのです。
クレジットカードを活用
現金派の私でしたが、クレジットの便利さが分かると手放せなくなりました。
クレジットカードで支払っても、1回払いにすれば手数料はかかりません。
クレジットカードで支払えば明細が発行されるので、月に1回だけチェックすれば何にいくら使ったのかが嫌でも分かります(笑)。
発達障害サバイバルガイドでは、「世界一ラクな家計簿」として紹介されていますから。
家計の状況を夫婦で話し合う
我が家は財布を1つにして、お互いの給料を合算してやりくりしています。
基本、私が一括でお金を管理し集計しています。
その集計結果や日々悩んでいる事を相談したり、とにかく会話して状況を共有しています。
共働きの家庭には多いのかもしれませんが、最近ではお財布を分けている夫婦結構いらっしゃるようです。
私の知り合いにも「お財布は別々」ということで、「携帯代は旦那が払うから」とプランの見直しとかもせず、使いたい放題で任せっきりと聞き驚きました。
お金を一定額入れて、あとは自分達の好きなように使う「お財布は別々」の家庭では「相手がお金を貯めてくれるだろう」と思いがちです。
お互いが貯めてくれていると思っていたが、実は貯金が全然無かったというケースも・・・。
「お財布がひとつ」でも家計管理は片方に任せっきり、話し合いが出来ないというのも辛い。
お互いに話し合い、将来を見据えた家計管理をすることで、お互いにストレスの少ない生活を過ごすことが出来ます。
家計簿はあくまでも家計を把握するための道具であり、目的は「家計を把握する」ことです。
家計を把握している方には必要ないかもしれませんが、家計が把握出来ず不安に思っている人は改めて家計簿をつけてみませんか?
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